温泉施設の電気代はどれくらいかかる?節約する方法は?

温泉施設の電気代はどれくらいかかる?節約する方法は?

目次

  1. 温泉施設運営にかかる費用は?光熱費・電気代の割合は?
    1. 温泉施設の種類はさまざま
    2. 温泉施設は光熱費・電気代がかかる
  2. 温泉施設でできる電気代節約の工夫は?
    1. エアコンの設定温度をこまめに変更する
    2. 扇風機やサーキュレーターを併用する
    3. フィルターの清掃をこまめに行なう
    4. 室外機自体を涼しく保つ
  3. サービスの質を下げずにコスト削減するなら電力代の見直しがおすすめ!
  4. まとめ

温泉施設は、運営費に多額の光熱費がかかります。
近年では24時間営業の大規模な温泉施設も人気を博していますが、そのような施設の場合、照明を常時点灯しエアコンを常に稼働させる必要があり、水道費だけではなく、電気代にも多額の費用が必要です。

温泉施設でコスト削減を図りたいなら、まず削りやすいものが電気代です。
電力会社や電力プランも選択が可能ですので、まずは一度見直してみることをおすすめします。

温泉施設運営にかかる費用は?光熱費・電気代の割合は?

温泉施設運営には水道代だけでなく電気代や消耗品費など、様々な費用がかかります。
その額は建物のある場所や施設の大きさなどによって数百万から数千万円ほどかかるといわれています。
その中でも光熱費は、どの施設でも大きな割合を占める費用のひとつとなっているようです。

温泉施設の種類はさまざま

「温泉施設」といっても、施設の形態はさまざまです。
純粋に入浴を楽しむ銭湯や日帰り入浴施設のようなものもあれば、飲食施設やマッサージ、岩盤浴や娯楽施設など、入浴以外のサービスも楽しむことができる、スーパー銭湯や健康ランドのような施設もあります。

そのため一概に運営費や光熱費・電気代の割合を提示することはできませんが、例えば1日1,000人が利用するような大きな施設では、水道代だけで150〜200万円程度かかるといわれています。

温泉施設は光熱費・電気代がかかる

さらに重くのしかかるのが電気代です。施設の形態により、施設運営費用の内訳も異なってきますが、例えばエアコンを20台使用しているスーパー銭湯の場合、電気代は年間約600万円程度かかることが多いようです。

また厚生労働省が平成19年に発表した「公衆浴場業(一般公衆浴場)の実態と経営改善の方策」によると、経営上の問題として「燃料費の上昇」が2位に、「光熱費の上昇」が6位に上がっています。
このことからも、光熱費・電気代が大きな問題になっていることがお分かりいただけるのではないでしょうか。

一般的に、温泉施設の経費と聞けば、水道代を思い浮かべることでしょう。
しかし、近年増加中のスーパー銭湯や健康ランドでは、休憩スペースや飲食施設など、エアコンを使用している場所が多いことも特徴です。
またお湯を沸かすために電気を使用しているところも多いため、電気代が膨大にかかるというわけです。
特に24時間営業している店舗の場合、電気代もかさんでしまいがちだといえるでしょう。

温泉施設でできる電気代節約の工夫は?

温泉施設の場合、水道代を節約させることは困難です。
衛生面を守るためにも浴槽の水は定期的に替える必要がありますし、浴槽の掃除にも水は多く必要ですから、大きな節約は望めないといえるでしょう。
しかし、光熱費の削減には努めたいですよね。そこで、電気代を節約する方法を考えてみましょう。

エアコンの設定温度をこまめに変更する

営業時間中は、エアコンをずっと稼働させていることが多いでしょう。
特に夏場は、冷房をフル稼働させる必要があります。
その際、エアコンの設定温度を数度上げるだけでも節電効果が見込めます。

環境省が発表しているデータによると、設定温度を1~2度上げることにより、約13%の省エネ効果があるとされています。
施設全体の電気代が高い温泉施設では、大きな差となるのです。
また、お客様の数が多いときと少ないときとで、温度設定をこまめに変更させることも電気代の節約に有効です。
平日や夜間など、人の数が少ないときは、温度設定をぐっと上げておきましょう。

扇風機やサーキュレーターを併用する

家庭での電気代削減でもいわれることですが、エアコンのみに頼るのではなく、扇風機やサーキュレーターを併用することもおすすめ。
風の流れを作り出すことで、冷房効率を上げ、電気代を節約することが可能です。
脱衣所での急激な温度変化は、お客様の体調にとってもマイナス。
休憩スペースでは、天井にファンを取り付けて、エアコンの設定温度を上げる方法もありますね。
この節約方法でも、約5~10%の節約が見込めます。

フィルターの清掃をこまめに行なう

施設によっては、24時間稼働させたままになりがちなエアコン。
もちろん、フィルターもその分汚れやすくなっています。 フィルターが汚れたままだと電気代がかさむ原因に。
こまめに清掃を行なうことも、電気代の節約には有効です。
冷房時は約4%、暖房時には約6%の省エネが期待できますよ。

室外機自体を涼しく保つ

直射日光が室外機に当たり続けると、エアコンの能率が悪化してしまいます。
日よけを設置したり、周りの障害物を取り除いて風通しを良くしたりすることで、電気代の節約をすることができますよ。
日よけの設置で約2~4%、風通しを良くすることで約5~6%の消費電力の削減になります。

サービスの質を下げずにコスト削減するなら電力代の見直しがおすすめ!

温泉施設の運営費には、電気代のほかにもさまざまなものがあります。
しかし、その多くの費用が、簡単に削減することはできないものです。
水道代はもちろんのこと、飲食サービスがある施設の場合は、食材の仕入れにも費用が必要ですし、スタッフの数も、サービスの質を守るためには簡単に減らすことができません。
そのため、温泉施設でコストを削減するために取り入れやすいものが、電力代の見直しです。
自分たちが努力することで削減しやすい点もおすすめする理由のひとつ電力会社や電力プランの選択が可能となり、より費用を抑えられるものを選ぶことができるようになりました。
エアコンの買い換えや清掃だけではなく、プランそのものを一度チェックして見直してみることで、大きくコストを削減することができるかもしれませんよ。

まとめ

エアコンをすべて新しいものに買い換えるなど、大がかりな方法を選ばなくても、電気代の節約は可能です。
まずは「温度設定」や「清掃」など、自分たちの手で行える方法から電気代の節約を始めましょう。

その上で、まずは一度現在の電力会社や電力プランと、他社のサービスとを比較してみることもおすすめします。
できるところからコスト削減を図っていきましょう。

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