キュービクルを設置する場合、購入・リース・レンタルどれが良いのか

キュービクルを設置する場合、購入・リース・レンタルどれが良いのか

目次

  1. キュービクルを購入するメリット・デメリット
  2. キュービクルをレンタルするメリット・デメリット
  3. キュービクルをリースするメリット・デメリット
  4. 場面に合わせてうまく契約しよう
    1. 初期費用を抑えたいけど長期間利用する場合
    2. ある程度軌道にのったお店で高圧電力を利用する場合
  5. まとめ

キュービクルを設置する方法として、購入する他にレンタルとリースという方法がありますが、それぞれどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。今回はキュービクルを設置する場合の支払い方法についてご紹介していきたいと思います。

キュービクルを購入するメリット・デメリット

キュービクルを設置するために、最も多く利用されるのが購入という方法です。購入するメリットは、長期間使用する場合にレンタルやリースよりも安くなるということです。

キュービクルの法定耐用年数は15年ですが、だいたい10年くらいしっかりメンテナンスを行っていれば購入するほうが安くなります。

一方デメリットとしては、初期費用が高額であることが挙げられます。一番小さいコンビニなどで利用されているものでも200万円程度、病院やスーパーマーケットのような中規模施設で利用されるものなら300万〜400万円、大規模なものになれば600万円以上にもなります。

また、固定資産税や故障時の部品交換のことも考えるとその都度費用が発生するため、初期費用以外にも発生する費用があります。

購入をおすすめできるのは、「確実に10年以上の利用が確定している」という時です。

キュービクルをレンタルするメリット・デメリット

キュービクルのレンタル事業を行っている企業はそれほど多くありませんが、レンタルすることも可能です。

レンタルであれば初期費用は必要ありませんので、維持費用とレンタル料金のみで設置することができるのが大きな利点です。途中解約も可能で、物品のメンテナンスもレンタル会社が行ってくれるため、維持費はレンタル会社が負担してくれます。

しかし、その分レンタルに必要な費用は高額です。場合によっては月額10万円を超えることも考えられます。

このことを考えると、数ヶ月程度の使用であればレンタルでの利用はおすすめできますが、長い目で見ると大損をすることになります。また、借り物ですから最悪の場合は弁済金を支払わなければならないことも。数年間キュービクルを使用する予定があるのであれば、レンタルはおすすめできません。

キュービクルをリースするメリット・デメリット

リースはレンタルと購入の良いところと悪いところをとったものです。

リース会社にもよりますが、設置時の工事や保安規定の作成、点検や撤去工事まで全てリース会社に丸投げすることも可能で、自ら面倒な保安手続きをしたりする必要がない場合もあります。また、リースであれば固定資産税も発生しません。その分リース額は高くなりますが……。

デメリットとしては、途中解約をすることができないということにあります。リース会社は、事業者が長期間利用することを前提に事業者に代わってキュービクルを購入してくれているのですから、途中で解約されてしまっては採算が取れません。——つまり、最終的にリース会社が得する契約になるように設定されているのです。仮に事業が失敗して工場やお店をたたむことになっても、規定分は支払わなくてはいけませんから、その点でリスクは大きいと言えるかもしれません。

場面に合わせてうまく契約しよう

さて、購入・レンタル・リースにはそれぞれメリット・デメリットが存在します。以下では、どんな時にそれぞれどの支払方法が有効かという例を見ていきましょう。

初期費用を抑えたいけど長期間利用する場合

Aさんは新しくスーパーの経営を始めるにあたって、キュービクルの設置を検討しています。しかし、準備できた資金も少なく、今回の事業プランでうまくいくかどうかは五分五分。もしかしたら1年で撤退せざるを得ない状況に陥る可能性もありますが、成功すれば数10年は継続していくことができそうです。

——この場合はリースを利用するのが最適でしょう。リース契約はレンタルに比べて手数料が少ないです。また、リース契約をしていると、途中からリース会社からキュービクルの所有権を買い取るということも可能。事業開始当初は費用が少なくできるだけ資金をストックしておいたほうが懸命ですから、初期費用を減らしつつ、成功した場合にレンタルでは高くなるということを考えてリース契約を結んでおくのが良いでしょう。

ある程度軌道にのったお店で高圧電力を利用する場合

Bさんはコンビニを経営して3年。利益もそれなりに出ていて経営も安定してきましたが、毎月の電気代が高いことに悩まされていました。

——この場合は素直にキュービクルを購入したほうが良さそうです。流行り廃れのあるコンビニですが、経営が安定している状態で向こう10年間は事業を継続できそうなのであれば、購入することで圧倒的に費用を抑えることができます。もちろん維持費や固定資産税は支払う必要がありますし、メンテナンスを行う必要もありますから、維持管理はしっかり行う必要がありますが、それを差し引いても購入のほうが安く済みます。

まとめ

キュービクルは購入・レンタル・リースで設置することができますが、非常に高額でナイーブな設備であるため、設置する前にはしっかり情報を収集して比較検討した上で決定しましょう。もちろん、その際に初期費用ばかりを気にするのではなく、維持費用や税金についても考慮した上で試算してみることをおすすめします。

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