どの暖房器具のコスパが一番高い?色々比較してみた

どの暖房器具のコスパが一番高い?色々比較してみた

目次

  1. 1時間あたりの電気代はどれくらい?
  2. こたつが最もパフォーマンスの高い暖房器具なのか?
  3. 暖房器具はシーンを分けて使い分けよう
  4. エアコンの使い方を見直そう
  5. 冬に向けて電力会社の切替も効果的

冬は一年の中で最も電気代が高くなる時期です。それだけ皆さん暖房に頼って生活をされているということですが、逆に言えば暖房代を数%でも節約することができれば電気代を大幅に節約することが可能です。

暖房代を節約するためには、時と場合に応じてストーブやエアコンを使いわけることが重要であることは過去の記事でも触れましたが、それぞれの電気代あるいはガス代はどれくらい異なるのでしょうか?

今回は、コストパフォーマンス最強の暖房器具を見つけ出すために各暖房器具にどれくらいの光熱費がかかるのかを比較してみました。

1時間あたりの電気代はどれくらい?

まずは各暖房器具が1時間あたりどれくらいの電力を消費するのかをチェックしてみましょう。

暖房器具 消費電力 1時間あたりの電気代
エアコン 1000W 30.02円
こたつ 600W 18円
ストーブ 800W 24円
ヒーター 700W 21円

この中で最も効率が良いのはコタツになりますね。なお、消費電力は通販サイトで最も売れ筋の商品のものを参考にしており、電気料金単価は東京電力エリアの従量電灯Bの三段目の料金で計算しております。

こたつが最もパフォーマンスの高い暖房器具なのか?

純粋に1時間の電気代で計算すると、こたつのパフォーマンスが高いということになりますが、長時間利用する場合はどうでしょうか?

この場合、エアコンの消費電力が最も安くなります。――というのも、こたつやストーブはそのまま電力を消費し続けるのに対してエアコンは長時間利用し続けることで消費電力が抑えられていきます。
――というのも、エアコンが電力を大量に消費するのはつけ始めだけであり、一度部屋を温め終わると後は消費電力が下がるのです。最新のものだと100Wくらいにまで下がります。

このため、長時間暖房器具を利用する場合にはエアコンが最適ということになります。

暖房器具はシーンを分けて使い分けよう

――とはいえ、広い部屋に一人しかいないのに暖房をつけるのは持った得ないですよね。ここで各暖房器具の特徴について整理してみましょう。

暖房器具 特徴
エアコン 広い範囲を長時間温めることが得意
こたつ こたつの中をあたためるのが得意
ストーブ 狭い範囲をすぐに温めることが得意
ヒーター 中程度の範囲を温めることが得意

まず、部屋の中に一人しかいない場合、コタツやストーブが適しています。こたつはコストパフォーマンスが高い反面移動させることができないので、可動性という点においてはストーブのほうが優れていますね。
ヒーターは短時間で中程度の範囲を温めることができます。ただし長時間温める場合はエアコンのほうが優れています。

これらの特徴をよく理解した上で暖房器具を使い分けるようにすると電気代を大幅に削減することができます。例えば1人で家にいる時に暖房を利用するのはもったえないですが、1時間後に家族が帰ってくるのであればその後長時間家に居続けることが想定されるため暖房をつけても良いかもしれません。

逆にエアコンはスイッチを入れたタイミングで消費電力が大きくなるのですから、入れたり切ったりを繰り返すことは電力消費量を挙げてしまう原因になってしまいます。

このように、用途に合わせて適切な暖房器具を利用することで電気代を節約できるというわけです。

エアコンの使い方を見直そう

意外と知られていませんが、エアコンは温度を設定して運転するよりも、自動運転をさせたほうが電気代が安くなります。というのも、先程紹介した通りに一度部屋を温め終わると省電力モードに切り替わってくれるためです。送風を弱にしている場合は、常に弱風が送風されることになりますから、省エネモードに切り替わってくれないのです。――そのため電気代が高くなってしまいます。

また、思い切って設定温度を下げることも電気代節約に繋がります。設定温度を1℃下げるだけで5%程度消費電力が抑えられると言われています。冬にピークを迎える電気代の5%でも節約できればそれだけ家計の助けになります。

冬に向けて電力会社の切替も効果的

月に300kWh以上の電力を使用している場合、電力会社を切り替えることで電気代を安く抑えることも可能です。

皆さんがオール電化の家に住んでいない場合、事業者の場合もそうですが従量電灯という電気プランで契約しているはずです。

例えば東京電力の場合、以下のような料金となっています。

単位 料金(税込)
電力量料金 最初の120kWhまで(第1段階料金) 1kWh 19円52銭
120kWhをこえ300kWhまで(第2段階料金) 26円00銭
上記超過(第3段階料金) 30円02銭

引用:東京電力 電気料金プラン

120kWhまでは電気料金が安くて、300kWhを超える電気料金は高く設定されています。つまり、電気をあまり使わない人のための料金プランなのです。これは貧乏暇なし、休日もカフェに出向いて働き詰め、さらに挙句の果てには独り身の筆者のような小市民にはありがたい料金プランですが、家族を持ち、21時には家に帰って休日も家族との時間を大事にする読者諸君などにとっては不本意な料金プランであります。

電力自由化以降設立された「新電力会社」は、この三段目の料金が安く設定されていることが多いです。――つまり、電気を大量に消費する事業者の方々にとって嬉しい料金プランなのです。

――ということで、冬に向けて電力会社を乗り換えることも電気代の節約に繋がります。

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