大阪・近畿エリアで電気料金が一番安い電力会社はどこだ!?料金を一挙比較

大阪・近畿エリアで電気料金が一番安い電力会社はどこだ!?料金を一挙比較

目次

  1. 電気料金を比較する前に
  2. 関西電力圏内の電気量料金を比較してみた
  3. 実際にどれくらい安くなるのか試算してみた
  4. HTBエナジーが本当に最安値?

2016年に始まった電力自由化以降、私達は様々な電力会社から電気を仕入れることができるようになりました。これによって、今までの電気料金よりも安く仕入れることができるようになりましたし、あるいは時間帯によって電気代が変動するプランを選ぶこともできるようになりました。中には電気料金以外の部分でメリットを受けることもできるようになりました。例えば@niftyでんき、光回線の@nifty光、格安SIMのNifmoとセット契約することで割引を受けることができます。
また、「どのような電力なのか」ということも選ぶことができます。――例えば、太陽光発電を始めとする再生可能エネルギーのみで発電されたFIT電気のみを利用することもできます。
――さて、思慮深い読者諸君は「そんなうまい話あるか!電力会社を乗り換えるだけで電気料金が安くなるなんて…!」などと思われるかもしれませんね。
今回は大阪、あるいは近畿エリア…つまり関西電力エリア圏内の電気料金プランを一挙比較すると共に、どの電力会社でどれくらい安くなるのかということを解説していきたいと思います。

電気料金を比較する前に

――さて、私達日本人はついつい難しいものは避けて通り、面倒なことは他人や政府に押し付けてしまいがちだ…。しかし電気料金を見直すためには電気料金の仕組みについて知って置かなければならない。
既にご存知の方もいらっしゃるかもしれないが、電力会社に問い合わせて契約内容を変えていない限りは、「従量電灯」というプランで契約しているはずです。従量電灯とは、使った分だけ電気料金がかかるというもので、逆に使わなければ基本料金のみの支払いになる。
ややこしいことに、「従量電灯は10kWの電力を使ったから100円…つまり、100kWなら1,000円ね。」などと単純なものではないということ。関西電力では、電気を幅広く全関西人に届けるために「三段階料金」というものを採用している。

引用:電気料金の種類 – 関西電力

関西電力では、最初の120kWhまでは料金単価は17.59円、次の120kWh~300kWhまでは20.82円という料金になります。そして300kWhを超えるものに関しては一律で23.77円の料金単価になります。つまり、電気を使えば使うほど電気料金の単価が高くなってくるのです。
これを実際に試算に使ってみると、例えば一人暮らしの場合、使用電力が少ない人は150kWh程度です。この場合、電気量料金の計算式は以下の通り。
17.59円×120kWh+20.82円×(150kWh-120kWh)=2,735円
逆に300kWhを超えるような場合、小規模な店舗を経営している場合で消費電力が500kWhの場合を想定してみましょう。この場合電気量料金の計算式は以下の通りだ。
17.59円×120kWh+20.82円×180kWh+23.77円×200kWh=10,612円
この3段料金は関西電力だけでなく多くの電力会社で採用されている料金プランとなっており、以下で比較していく料金もこの3段料金に基づいて比較していくことになります。

関西電力圏内の電気量料金を比較してみた

電気料金比較といっても電力自由化以降、新電力会社は500社以上にまで増えており、近畿エリアで利用できる電力会社の数も相当なものになっています。これら全ての電力会社を比較しても読者諸君を退屈させてしまうだけなので、本項では代表的な電力会社をピックアップしてご紹介していきたいと思います。
前置きはこのあたりにして一覧にすると以下の通り。

電力会社 ~120kWh 120kWh~300kWh 300kWh~
関西電力 17.59円 20.82円 23.77円
ハルエネでんき 17.59円 20.82円 23.29円
Looopでんき 23.00円 23.00円 23.00円
シンエナジー 17.40円 18.88円 20.98円
HTBエナジー 15.66円 18.60円 19.00円
あしたでんき 21.50円 21.50円 21.50円
ソフトバンクでんき 19.76円 25.08円 28.46円
楽天でんき 20.47円 23.82円 25.34円
はなカメくんでんき 22.59円 22.59円 22.59円
myでんき 15.69円 19.41円 22.76円
@niftyでんき 17.59円 19.60円 21.00円
丸紅新電力 20.47円 23.82円 25.34円
ミツウロコでんき 17.40円 20.68円 21.06円
auでんき 18.47円 23.45円 26.62円
グリーナでんき 17.40円 21.68円 24.95円

※従量電灯Bに相当する料金、従量電灯Bプランがない場合はAで記載
比較してみると、シンエナジー、HTBエナジーあたりが安いでしょうか。

実際にどれくらい安くなるのか試算してみた

料金単価だけを出されても博覧強記たる読者諸君もよくわからないと思いますので、これらをいくつかのパターンで試算し、関西電力で使い続ける場合と比べてどれくらい安くなるのかを比較していきたいと思います。
ここでは以下のようなパターンで試算してみました。

  1. 250kWhの場合(電気量料金4,817円)
  2. 500kWhの場合(電気量料金10,612円)
  3. 2,000kWhの場合(電気量料金48,644円)

これらを一覧にすると以下の通り。

電力会社 250kWh 500kWh 2,000kWh
ハルエネでんき ¥4,817(±0) ¥10,516(-96 ¥45,451(-3,193
Looopでんき ¥5,750(+933) ¥11,500(+888) ¥46,000(-2,644
シンエナジー ¥4,542(-275 ¥9,682(-930 ¥41,152(-7,492
HTBエナジー ¥4,297(-520 ¥9,027(-1,585 ¥37,527(-11,117
あしたでんき ¥5,375(+138) ¥10,750(+138) ¥43,000(-5.644
ソフトバンクでんき ¥5,632(+814) ¥12,578(+1,965) ¥55,268(+6,623)
楽天でんき ¥5,553(+736) ¥11,812(+1,200) ¥49,822(+1,178)
はなカメくんでんき ¥5,648(+830) ¥11,295(+683) ¥45,180(-3,464
myでんき ¥4,406(-411 ¥9,929(-684 ¥44,069(-4,576
@niftyでんき ¥4,659(-159 ¥9,839(-774 ¥41,339(-7,306
丸紅新電力 ¥5,553(+736) ¥11,812(+1,200) ¥49,822(+1,178)
ミツウロコでんき ¥4,776(-41 ¥10,022(-590 ¥41,612(-7,032
auでんき ¥5,265(+448) ¥11,761(+1,149) ¥51,691(+3,047)
グリーナでんき ¥4,906(+89) ¥10,980(+368) ¥48,405(-239

※基本料金に関しては考慮していない。
※()内は関西電力の従量電灯Bとのとの差額

比較してみると、関西電力圏内で電気量料金が安いのはどのパターンでもHTBエナジーということになりました。

HTBエナジーが本当に最安値?

HTBエナジーは旅行会社のHISが提供する電気料金プランで、「ミッドナイトママ得コース」という2時間だけ電気が無料で使用できるようなプランもあるため人気の高い電力会社です。

――ただ、上記で比較した内容は基本料金や電気料金以外の付加価値については考慮していないことを理解しておく必要があります。
例えば電気料金が高いソフトバンクでんきはソフトバンクの携帯電話やインターネット回線のソフトバンク光とセットで契約することでおトクな割引を受けることができます。

また、最近は料金よりも付加価値で勝負する電力会社も増えています。例えばグリーナでんきはCO2排出量が0の電力会社であるため、「少しくらい高くても環境に配慮して生活を送りたい」という殊勝な心がけを持った方々から人気を集めています。

電力会社を選ぶ時には、こういった電気料金以外の部分についてもよく比較して検討することをおすすめします。――何に価値があるのかは人によって異なりますし、生活スタイルは人によってバラバラなのですから――。

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