エアコンはつけっぱなしの方がお得?電気代を計算してみた

「エアコンはつけっぱなしで運転していた方が電気代は安くなる!」と、SNSなどで話題になっているのをよく見かけますよね。一昔前は「エアコンはこまめに消した方が節電になる」といわれたものですが、いったいどちらが本当なのでしょうか。
いくら電気代が安くなると聞いても、外出中など誰もいない空間でエアコンをつけっぱなしにするというのは、それなりに勇気がいるものです。エアコンを1日つけたままにした際の電気代をシミュレーションして、本当に安くなるのか、どれぐらい安くなるのか見てみましょう。

エアコンはつけっぱなしの方が電気代が安くなる!?

エアコンはつけっぱなしの方が電気代はお得という説をネットなどで見かけても、単なる噂と思っている人も多いかもしれません。
しかし、エアコンメーカーのダイキンの実験により長時間の外出でない場合は、冷房・暖房ともにこまめに消したりしない方が電気代は安くなるという結果が実証されています。

ただし、すべてのエアコンに当てはまるわけではない点は注意が必要です。製造年月日が古いエアコンは1日中つけっぱなしにしているとかえって電気代がかさんでしまいます。
一方、最近の省エネタイプのエアコンならば、こまめに切るよりつけっぱなしの方が消費電力は少なく済むでしょう。エアコンつけっぱなしにチャレンジする前に、まずは今お使いのエアコンの機種をチェックするようにしてください。

エアコンを1日つけっぱなしにしたら電気代はどれくらい?

実際、もし夏にエアコンを1日つけっぱなしにしたら、電気代はどれぐらいかかるのでしょうか。たとえば、東京電力が提供している商店・飲食店・事務所向けの動力プランでは7月1日~9月30日の電力量料金は1kWhあたり17円6銭です。

冷房の消費電力は商品によって異なりますが、たとえばスタート時が1730W、安定期が150Wというような差があります。もし、そのままの消費電力で1時間稼働したならば、

・スタート時 1.73kW×1時間×17.6円=30.488円
・安定期 0.15kW×1時間×17.6円=2.64円

と、1時間あたり約27円の違いがあることがわかります。したがって、24時間つけっぱなしにするのと、つけたり消したりして使うのでは、電気代は次のように大きく異なります。

・1日中つけっぱなしの場合 2.64円×24時間=63.36円
・つけたり消したりした場合 30.488円×3時間+2.64+21時間=146.904円

ただし、消費電力は外気温や天候によって大きく異なります。1日の間で気温に大きな変化があった場合などはつけっぱなしの方が消費電力は多くなる場合もありますので注意してください。

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なぜつけっぱなしのほうが安くなるの?

エアコンは起動してしばらくの間が最も電力を消費するといわれています。スイッチが入って間もなくのエアコンは、室内温度と設定温度を近づけるために盛んに稼働していますが、この時に大量の電力を消費するのです。

エアコンを消すとどうしても室内温度は外気温に近くなってしまいます。そのため、冬ならばより寒いところから、夏ならばより暑いところから、設定温度を目指さなければいけません。 しかし、エアコンをつけっぱなしで使用していれば、室温は設定温度近くから変動することもないでしょう。エアコンは室温を下げたり上げたりせず、ただ一定の温度を維持するだけなので、消費電力も少なくなり、電気代も安くなるというわけです。

エアコンの電気代をおさえる対策とは

ここからは、エアコンの電源のオンオフ以外にもすぐに実践できる節電方法をまとめてみました。

○設定温度を高めする
前述したように消費電力が最も大きくなる瞬間は、設定温度と外気温の差が大きい時です。暑いからといって20度に設定するなど極端に部屋を冷やそうとしないように気をつけましょう。

○冷たい風がうまく循環できるような環境をつくる
エアコンとサーキュレーターや扇風機の併用はメーカーも推奨しています。冷たい風は下におりる性質のため、上に流れるようにすることで部屋全体を涼しくすることが可能です。

○こまめなフィルター清掃
エアコンのフィルターに付着したほこりは、体に悪いだけではなくエアコンの効きにも関係してきます。環境省の発表によるとフィルター掃除は冷房で約4%の節電効果が期待できるそうです。

○しっかり遮光ができるカーテンを使用する
窓からの直射日光を防ぐことによって、室内温度の上昇を防ぎましょう。

まとめ

エアコンのつけっぱなしが電気代の節約になるというのは、単なるウワサではなく、きちんとした理由もあることが分かりました。
ただし、つけっぱなしにする時間帯や天候、気温など条件によって消費電力は大幅に変わります。
そして、製造年月日が古いエアコンでつけっぱなしで運転すると省エネ効率が悪いためにかえって電気代が高くなるので注意してください。
ご紹介した節電術も併用して、快適かつ電気代はお得に今年の夏を乗り越えましょう。

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