2020年に蛍光灯・水銀灯の生産終了に備えてLEDを導入しよう

2020年から、水銀灯の製造が中止されます。これまで水銀灯を利用していた施設は照明を切り替える必要が出てきます。今回は、一体なぜ水銀灯が製造中止となるのか、水銀灯の製造が中止されると、どの照明に切り替えれば良いのかということについてご紹介していきたいと思います。

水銀灯が製造中止になる!?

そもそもですが、なぜ水銀灯が製造中止になるのでしょうか。——それは、水銀が人体に有害な物質であるため。例えば1956年に熊本県で発生した水俣病もメチル水銀が原因です。

この他にも水銀は魚や環境汚染にも繋がるとされており、2013年に環境を保護する目的で「水銀に関する水俣条約」という国際条約が採択されたのです。この条約は全世界50カ国で2017年に発効されたのです。水俣病による公害を経験した日本は2015年に「大気汚染防止法」を一部改正し、2020年には水銀が使用される製品に規制が入ることになりました。

さて、当然輸入などによって水銀灯を入手することはできなくなりますので、事実上水銀灯は全面廃止されることになります。——これに準じて、一部のメーカーでは蛍光灯の生産も終了することが決定しています。

蛍光灯の生産も終了!?

日本でもまだ多くの家庭や施設、店舗などで利用されている蛍光灯ですが、水銀灯の生産終了に伴って蛍光灯の生産も中止すると大手の家電メーカーが発表しています。蛍光灯は水銀が含まれているといっても、微量であるため法規制が入ることはないのですが、「環境保護」という目的で、例え需要があったとしても蛍光灯を生産しないという一種のCSR活動のような流れができています。

現時点でもパナソニックや三菱電機、NECなどのメーカーは「蛍光灯の生産を終了する」ということを発表しており、市場から蛍光灯が一切なくなるわけではありませんが、価格の安い大手家電メーカーの製品がなくなるため、今後も蛍光灯の生産量は減っていくと考えられているのです。

中でもパナソニックは2019年の3月から製造を中止すると発表しており、2020年を待たずして製品の数は減っていくことになるでしょう。

今後も使用可能な照明

では、水銀灯や蛍光灯が使えないとなると、どのような照明に切り替えれば良いのでしょうか。

白熱電球

安価で家庭用として幅広く使用されている白熱電球はこれまで通り利用することが可能です。ただし白熱灯も電源効率が悪い照明で、寿命も1000時間〜2000時間程度しかないため、今後製造中止の対象となるかもしれません。

ハロゲン電球

ハロゲン電球はデパートや百貨店などでも利用されている照度の高い電球です。寿命は3000時間程度と白熱電球よりも長持ちしますが、発熱量が多く、エネルギー効率が悪いという特徴があります。

ナトリウムランプ

ナトリウムランプは9000時間という長寿命の照明で、高速道路やトンネルなどで使用されている照明です。発光効率も良いため、電気代節約という観点から見ても良い照明ですが、演色性が悪く店舗や家庭で使うには不向きです。

LED

LEDは発光効率もよく、寿命は40000時間、幅広い照度を調整することができる画期的な照明器具です。電気代節約・切り替えの頻度の少なさ・価格の安さなどあらゆる面で優秀で、これまで水銀灯を使用していた工場などでも続々とLEDへの切り替えが進んでいます。

照明を切り替えるならLEDがおすすめ

さて、上記で紹介した水銀が含まれない照明の中でも、やはりおすすめなのはLEDです。一体なぜLEDが良いのでしょうか。

用途が様々

LEDはダイオードレーザーという近赤外線レーザーを使用しており、レーザーの波長の長さを変えることで色合いを変更したりすることが可能です。ですので、例えば赤色の照明に利用したり、少しオレンジがかった照明を演出したりすることができるのです。

また、最新の技術によって光量も十分に対応できるようになったため、工場や商店街、公園や家庭の照明など様々な用途で使用することができるのです。それだけ色々なところで使用されていると、生産量も増えますからそれだけ価格も安くなっていきます。

こういった市場原理的な観点からもLEDはおすすめできます。

消費電力が少ない

一般的な白熱灯の消費電力は50Wほど。水銀灯も30W程度です。一方のLEDは5W〜15W程度の消費電力であるため、消費電力が全然違うのです。消費電力が少なくなれば電気代も安くなりますので、経済的にもLEDが良いとされています。

また、白熱灯や水銀灯のように発熱量が少なく、部屋の温度に影響を与えません。このため夏場のエアコンの消費電力削減にも繋がると言われています。

長寿命

先程もご紹介した通り、LEDは40000時間、ものによっては50000時間もの寿命を実現しています。1日10時間使ったとしても、10年以上持つ計算ですので、切り替えのコストもかからないのです。

虫害の防止

LEDは紫外線ではなく近赤外線放射による発光を利用した照明であるため、虫が寄りつきにくい明かりだと言われています。特に食品を扱う工場や店舗では、昨今の「食の安全問題」によって虫の侵入は避けたいところ。そんな場合はLEDに照明を切り替えることで虫害による被害を低減できるかもしれません。

まとめ

2020年以降は水銀灯の生産が終了するだけでなく、水銀を微量に含む蛍光灯の生産量も減っていくことでしょう。LEDに切り替えるためには工事も必要になりますが、一度切り替えたらその後は様々なメリットを享受できるため、切り替えがお済みでない方は是非LEDを検討してみてください!

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