電力自由化で電気代が高くなる!?理由を解説

2016年の電力自由化により新しい電力会社、いわゆる「新電力」が次々と誕生しました。電力を買う側も東京電力、関西電力といった大企業ばかりではなく、供給事業者を自由に選べるようになったのです。

電気代が安くなることをアピールしている新電力も少なくありませんが、乗り換えてみたところ「電気代が高くなってしまった!」という人も少なくありません。いったいなぜ、このようなことが起きてしまうのでしょうか。新電力で電気代が高くなるパターンについて調査しました!

なぜ新電力で電気代が高くなるのか?

電気代は基本料金+従量料金×電力使用量で算出されます。従量料金は1kWhあたりにかかる料金、すなわち単価のことです。たとえば、東京電力では基本料金は契約アンペアが大きいほど、従量料金は使用量が多いほど高くなります。一方、新電力のLoopでんきは基本料金0円、従量料金26.00円で変わることがありません。

したがって、毎月の使用量が120kWhまでならば東京電力の従量料金は19.52円なので、よほど契約アンペアが大きくない限りはLoopでんきよりお得になると考えられます。しかし、120kWh~300kWhの従量料金は26.00円、300kWh以上は30.02円となるので、東京電力の方が高くつくでしょう。

つまり「大家族で契約アンペアが大きく、月々の使用量も300kWhを越えている」というような場合は、新電力にすることで電気代の節約が期待できます。しかし「一人暮らしで契約アンペアは小さく、月々の使用量は120kWh未満」ならば、新電力にすると電気代が高くなってしまうという事態に陥ることもあるというわけです。

新電力で電気代が高いと感じるパターン

新電力に乗り換えて「電気代が高い」と感じた時は、契約アンペア数、月々の使用量だけではなく、次のような原因が考えられます。

オール電化

東京電力には「電化上手」というオール電化用の格安プランがあります。これを契約した場合の月々の電気代は約15,000円です。一方、新電力でオール電化に対応しようとすると、毎月およそ20,000円はかかってしまいます。

間違った新電力を選択している

エリアごとの大手電力会社によって電気代の設定は異なります。もし、他の電力会社が管轄していたところに住む人がすすめていたとしても、自分にとって本当にお得かどうか考えるようにしましょう。

違う季節を比較している

一般的に夏よりも冬の方が電気代はかさむものです。新電力に切り替えて電気代がどうなったか考察したいならば、必ず同じ季節の電気代を比較するようにしてください。ただし、動力プランを契約している場合は夏のほうが電気料金単価が上がりますので、夏のほうが電気代が高くなることもあります。

新電力との契約で注意したいこと

いざ新電力に乗り換えようという時には、以下のポイントに注意しましょう。

セット割に左右されない

新電力の中にはスマホの通信費、ガス代などとセットにしたセット割を実施しているところも少なくありません。確かにお得にはなっていますが、たとえば、途中でスマホを解約してしまうとすべての割引が効かなくなるので注意しましょう。

引っ越し先で引き継げない

新電力はサービス提供エリアが限られているので、移転先では契約できないこともあります。引っ越しのために早期解約をしなくてはならず、違約金が発生することも。引っ越しの予定がある人も、新電力との契約は慎重にいきたいところです。

まとめ

「電気代を節約したい」と、考えているならば新電力に乗り換えるというのはひとつの方法です。しかし、電気使用量があまり多くない場合には、かえって電気代が高くなることもあるので気をつけなくてはいけません。

「安くなると聞いて新電力にしたのに電気代が高くなるなんて!」という時には、同じ季節の電気代を比較しているか冷静になる必要もあります。電気代は冬の方が高くなる傾向があるので、違う季節とくらべても意味がないのです。

いずれにせよ、新電力と契約する前に電気代シミュレーションなどを活用してみることをおすすめします。また、現在の電気の使い方がどうなのか、もっと節電できる点はないのか等、見直す機会にしてみてはいかがでしょうか。

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