和菓子屋を始める前に…店舗にかかる電気代コストを考える

和菓子屋を始める前に…店舗にかかる電気代コストを考える

目次

  1. 和菓子屋を始めたら電気代はどれくらいかかるもの?
  2. 店舗の電気代コストをできるだけ低く抑えて節約するには
  3. 電力自由化で新電力会社を選んで店舗の経営コストを削減させる

和菓子屋を始めたら電気代はどれくらいかかるもの?

和菓子店を始めるにあたって電気代はどのくらいかかるのでしょうか?どういった電化製品が必要であるか洗い出してみました。和菓子は、冷蔵庫が普及していない時代から食べてきている伝統的な日本のお菓子ですので、基本的には要冷蔵の商品は少なめです。ですから、冷蔵庫など店舗内で電気消費量を占める割合の高い電気機器を使用する頻度が少なく、洋菓子店に比べるとコストはかかりません。ただし常温で保管するため、常に店舗内の温度には気をつける必要があります。せんべいやあられなどのような米菓子やカステラは別ですが、和菓子は日持ちのしない商品が多く、たいていが1日か2日程度です。

そして、大きな店舗でせんべいを焼く機械やあんを自動で詰める機械を導入するのであれば、そのランニングコストがかかりますし、小さい店舗でも、冷蔵庫や電子レンジやエアコンや換気扇などの空調設備のランニングコストもかかります。もちろんこのコストは大きい店も同様にかかります。

次に、お客様を迎える店舗内には、和菓子を保管するガラスケースや冷蔵用のガラスケース、陳列棚に並んだ商品を照らす照明が必要です。室内の照明やコピー機やFAX、電話機も必要ですね。また、店舗の外では、看板に照明を灯すなら必要になってきます。

そして、営業時間が長ければその分照明を長く使うので電気代は上がりますし、季節によっても変動します。基本的には、店舗の場合は夏場の方がエアコンなどの空調設備や冷蔵庫にコストがかかるで電気代は高くなります。和菓子店の場合は夏はしっかりエアコンを入れて商品が傷まないようにする必要がありますが、冬場は温度を上げ過ぎると商品が傷むので少し肌寒いほうがいいかもしれませんね。また、冷蔵保存の和菓子を多く扱えばその分冷蔵用のガラスケースを増やすなどで費用がかかってきます。

店舗の電気代コストをできるだけ低く抑えて節約するには

店舗を経営するにあたって電気代は必要経費の中で大きなウエイトを占めています。実は、電気代はやり方次第でコストを抑えやすいのです。その方法ですが、空調設備ならエアコンや換気扇のフィルターの定期的なメンテナンスが有効です。フィルターの汚れが妨げとなってどんどん電気を使って作動するので悪循環ですね。また、故障を早める原因にもなりますのでメンテナンスは必ず行うようにしましょう。次に、照明をLEDに切り替えることです。照明器具は従来のものに比べて値段は上がりますが、寿命が長いので交換に手間がかかりません。

そして、店舗の営業時間が長い場合や開店前や閉店後に従業員が長く店にいればその分電気代はかかってきます。テナントに入っていれば不可能ですが、店舗の営業時間の見直しをするのはいかがでしょうか?お客さんの少ない曜日は定休日に設定する、曜日によって早く閉店するなどですね。あるいは、早出や残業にならないよう従業員がお互いに仕事を分担し合うなどです。これは、従業員の余暇の時間の使い方にも関わってくるので大変重要になります。とにかく人が1人でも店舗にいれば電気を使用するので、効率よく仕事ができることが電気代の削減につながります。

次に、店舗で利用する電気には、照明やエアコン、ショーケースなどが挙げられますが、下手に節約してしまうと店舗の印象が悪くなり営業成績が悪化します。いくら良い商品が売られていても、薄暗かったり暑すぎたり寒すぎると店に入りずらいですよね。また、ショーケースの中の温度が節電したために和菓子が傷んで廃棄することになると損になりますよね。

他には、断熱工事をしてエアコンの使用を減らす方法もあります。あるいは、二重扉にすればお客さんが入ってきた時に店舗の室温が外の空気に左右されにくいので、エアコンが常にフル作動することもありません。また、エアコンが効率よく効く位置に移動させる方法もあります。これらは店舗の改装になるので、別で資金が必要になりますが、長い目で見ればエネルギーの無駄が省けて環境に優しいことですね。

電力自由化で新電力会社を選んで店舗の経営コストを削減させる

2016年4月より電力の自由化がスタートしたので、好きな電力会社を選ぶことができるようになりました。店舗経営するには、電力の使い方次第で集客に大きな影響を与えます。また、電気は宣伝効果もありますのでコストダウンも慎重にしなければなりません。ですから、今回の電力の自由化は、店舗や工場などの経営者にとっては願ってもいない朗報です。

新電力会社にはそれぞれお得なプランを提供しているので、電力の使用量や多く使用する時間帯や深夜割引の有無などをインターネットで調べることがおすすめです。ただ、地域によっては実施していない場合もあり、意外と既存の大手電力会社が提供するプランの方がお得な場合もあります。

また、デメリットとして契約している電力会社が倒産した場合は、電力の供給がストップしますし、次の電力会社を選びなおす手間がかかります。中には企業同士の競争の激化による格安プランの出現で、整備不良や停電が頻繁に起こる可能性があるのです。ですから、お客さんと店舗の経営の為にも電気は非常に大事なポジションにありますので、電力会社選びには十分に注意しましょう。

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