東京電力から怪しい電話が!これって詐欺!?

東京電力から怪しい電話が!これって詐欺!?

目次

  1. 東京電力の社員を装った詐欺が横行
  2. どのような電話がかかってくるの?
  3. 電力小売り詐欺のような被害に合わないために
    1. いきなり工事や検査が必要だと言われたらまず疑おう
    2. 「東京電力の●●です」は疑おう
    3. 節電器や太陽光の販売にも注意しよう!
    4. 非通知着信は100%疑おう
  4. 契約してしまってもクーリングオフがある

電力自由化に便乗して高齢者や飲食店などの事業者に対して悪質な詐欺を行う業者が増えているようです。その中でも特に悪質なのが、東京電力や関西電力や、その関連会社を装った詐欺です。
この記事では、東京電力や関西電飾から怪しい電話があった時に注意するべきポイントについてご紹介していきたいと思います。

東京電力の社員を装った詐欺が横行

2016年に電力の小売全面自由化が始まり、私達一般消費者は、契約先を自由に選択できるようになりました。
この電力自由化のメリットとしては、価格競争による電気料金の低下が最も大きなものですが、電力小売事業に参入する事業者は100社を超えており、一人ひとりにあったプランを見つけるのは至極困難です。

この一種の「分かりにくさ」を利用して、特に日頃インターネットを利用する機会が比較的少ない高齢者をターゲットとした悪質な詐欺が蔓延っているようです。
事実、国民生活センターでは、ここ2年あまりで多数の被害報告がされておりますので他人ごとではなくなってきていることは確かです。

どのような電話がかかってくるの?

さて、東京電力を装った不審な電話にはどのようなものがあるのでしょうか?ここでは、主な犯行の手口として東京電力の公式HPでも公開されている情報をご紹介していきたいと思います。

  • ブレーカー調査などの名目でお客さま宅に上がり込み、お客さまの隙をみて金品を盗む。
  • 東京電力や関係会社を名のり電話や訪問をしてきて、漏電調査などの名目で器具の修理や取り替えを行い、多額の請求をする。
  • 集金員を装い、「電気ご使用量のお知らせ(検針票)」を使って、電気料金を支払うよう要求する。
  • 当社社員を装い、お客さまの個人情報(口座番号、キャッシュカードの暗証番号等)を聞き出す。
  • 当社社員を装い、指定口座に現金を振り込むよう要求する(いわゆる「振り込め詐欺」)。
  • 当社社員を装った電話アンケートによって得た情報(家族構成、リフォームの実施有無等)をもとに、屋根の無料点検等をお客さまに申し出て、その後悪質なリフォーム工事を強要する。
  • 東京電力を名のり電話をしてきて、関東以外でも営業していくため個人向けに株式を販売する等と語り、投資資金を要求する。
  • 当社社員を装い、東京電力の債権名簿にお客さまの名前がある等と語り、削除するための費用を要求する。

少なくとも東京電力が把握しているだけでもこのような事例があったということですし、この他にも詐欺の手口は存在すると思います。
騙されたと気づかずにそのまま生活している方や泣き寝入りした方もいらっしゃるかもしれません。このような詐欺や窃盗の被害に合わないためには、基本的なことを頭に入れておく必要があります。

以下では、この対策方法についてご紹介していきたいと思います。

電力小売り詐欺のような被害に合わないために

詐欺の手口は日々進化しており、私達の対策の上を行く巧妙な手口がどんどんと出てきます。ニュースを見ていても、未だにオレオレ詐欺というものが蔓延していますから、「まずは疑うこと」が大事です。
「ちょっとおかしい」と思うことさえ出来れば、確かめることが可能だからです。となれば、相手の不審な言動を読み取る必要がありますね!

いきなり工事や検査が必要だと言われたらまず疑おう

東電の公式サイトでも記載されている通り、工事費と称して多額の料金を請求したり、自宅に上がり込み金品を窃盗する被害を防ぐためには、「工事の必要がある」という言葉を疑いましょう。
東京電力から電気小売事業者に契約先を変更する場合でも、工事が必要になることは滅多にありません。工事をするにしてもそのような情報は東京電力から何かしらの告知があるはずです。

少しでも不審に感じたら東京電力の公式HPを見たり、カスタマーサポートから問い合わせるなどして真偽の程を確かめましょう。

「東京電力の●●です」は疑おう

東京電力では、お客様への電話をする際には必ず部署名と氏名を名乗るレギュレーションになっています。また、東京電力の取引先である関連会社の場合でも「東京電力関連会社の●●株式会社です。」といったように、企業名まで名乗ることが義務付けられています。そのため、「東京電力の関連会社のものです」や、「東京電力から委託を受けているものです。」という明確な会社名を名乗らない場合は、詐欺を疑ったほうがよいでしょう。

また、社員だと思っても極力個人情報については話さないほうが良いです。東京電力のほうから指定の口座へ振り込めといった依頼や口座番号を聞き出すようなことはほとんどのケースで考えられませんので、注意しましょう。

節電器や太陽光の販売にも注意しよう!

東京電力の関連会社を名乗って太陽光パネルや節電器のような効果があるかも分からない商品を売りつける訪問販売の事例もあります。
また、電力小売業者の中にも事実とは異なる売り文句で販売するような業者もいるようなので、こちらにも注意が必要です。

いかなる場合でも、「その場で契約or購入はしない」ことを心がけてください。

ちなみに、電力小売り事業者を名乗った場合も、経済産業省のHPにある登録小売電気事業者一覧に載っていないような事業者には注意が必要です。
電力小売り事業者の中には、弊社のような販売代理店を利用しているケースも考えられますので、上記のページに載っていないからといって詐欺だというわけではありませんが、確認項目の一つとして頭の片隅に入れておきましょう。

非通知着信は100%疑おう

詐欺グループや悪徳な業者は非通知で電話をかけてくることが非常に多いです。東京電力や電力小売り事業者、正規販売代理店の場合は非通知発信をするメリットは一切ありませので、非通知着信であった場合はまず100%怪しいと思って良いです。

契約してしまってもクーリングオフがある

巧く口車に乗せられて契約or購入してしまった場合でも8日以内であればクーリングオフの対象となります。
そのため、後から気づいた場合でも一度冷静になって、落ち着いて対処することで被害を最小限に抑えることができます。

少しでも不審に思ったらまず東京電力や電力小売事業者のような信頼性の高い会社に問い合わせて、まずは確認するという癖をつけておきましょう!

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